地球侵略の原因が地球からのメッセージにあったなんて。
彼らの知識を結集した巨大な宇宙船が宇宙の海を進む姿は圧巻だ。けれど、不安をかき立てるような音楽に、胸がドキドキしてくる。
気を紛らわせようとポップコーンのカップに手を伸ばしたら、晃一の手に触れた。あわてて引っ込めると、晃一も手を引っ込めた気配があった。少し待ってからおそるおそる手を伸ばし、ポップコーンをつまむ。今度は晃一の手はなかった。
スクリーンでは宇宙船が地球から探知される距離にまで近づいた。地上では、突如現れた未知の飛行物体に、各国の航空宇宙局がパニックを起こし始める。
一方、宇宙では、巨大な母船から次々と小型攻撃船が飛び立ち、地球の主要都市へと攻撃を開始した。人類が誇る恐るべき兵器も軍も、宇宙から来た侵略者には手も足も出ない。もはや人類になすすべはないのか。
人類に近いが爬虫類のような緑色の皮膚を持つ彼らを、地球人は〝レプタノイド〟と呼んで恐れ始める。
パニックは都市機能が集まる大都市から穏やかな地方都市へと広がっていく。そんな中、郊外の住宅から、一人の住人がよろよろと出てきた。前の晩から高熱で伏せっていたアレクシアという名の女性科学者だ。世の中の異変に気づいて避難しようとしたが、侵略者にサンプルとして捕獲されてしまう。
彼らの知識を結集した巨大な宇宙船が宇宙の海を進む姿は圧巻だ。けれど、不安をかき立てるような音楽に、胸がドキドキしてくる。
気を紛らわせようとポップコーンのカップに手を伸ばしたら、晃一の手に触れた。あわてて引っ込めると、晃一も手を引っ込めた気配があった。少し待ってからおそるおそる手を伸ばし、ポップコーンをつまむ。今度は晃一の手はなかった。
スクリーンでは宇宙船が地球から探知される距離にまで近づいた。地上では、突如現れた未知の飛行物体に、各国の航空宇宙局がパニックを起こし始める。
一方、宇宙では、巨大な母船から次々と小型攻撃船が飛び立ち、地球の主要都市へと攻撃を開始した。人類が誇る恐るべき兵器も軍も、宇宙から来た侵略者には手も足も出ない。もはや人類になすすべはないのか。
人類に近いが爬虫類のような緑色の皮膚を持つ彼らを、地球人は〝レプタノイド〟と呼んで恐れ始める。
パニックは都市機能が集まる大都市から穏やかな地方都市へと広がっていく。そんな中、郊外の住宅から、一人の住人がよろよろと出てきた。前の晩から高熱で伏せっていたアレクシアという名の女性科学者だ。世の中の異変に気づいて避難しようとしたが、侵略者にサンプルとして捕獲されてしまう。


