次の日、俺は校門で紗良と遭遇した。 「…はよ」 そんで紗良の目をみて挨拶をしてみた。 紗良はすごく驚いた顔をしていたけど、すぐにふわっと笑って言った。 「おはよう、神田くん」 ……あぁ、会長になっちゃったんだな。 挨拶を返してくれたときの、あのふわっとした笑みも、紗良が優等生であるときの顔だ。 俺といるときはもっと、無邪気に笑ってた。 って、そんな些細なことでへこたれてられっか! そう、俺自身に渇を入れると顔をあげて、歩き出した。