俺の家には不思議な風習があってなにか大きなことや、祝い事にご先祖様に祈りを捧げる。その祈りでなにかをやる者や亭主が祈り文句の後に俳句を一句詠む。 俺がこれからしようとしているのは紗良に別れを告げることだが、それをこんな風に送り出してもらえて嬉しかった。 だが、それと同時に紗良と何があろうと別れなければならなくもなった。