催涙雨。



そして季節はすぎ、冬が来た。


私は考えた。


どうしてこうなったんだろう。




どうして私は逃げないんだろう。




考えて、考えた結論。


父親が繰り返し言っていた


《お前は人形なんだ》


そう。私が人形だから。



今思えば、私に意思は

そんなになかった。



何するのにも

命令されて動くだけ。



ほとんどそんな生活だった。



あぁ、そうか。



私がこうだからいけないのか。




答えが出たその日、

私は父に殴られながら眠りについた。



その日目覚めると

なぜだか身体が重かった。


そして、突然くる気持ち悪い感触。




目を開けると

父が私の上に股がり、

私の身体を触っていた。



身体を滑る舌。

全てが気持ち悪かった。




花織「セルゲイ、麗、ご飯……」



この状態を見た母は

全てを悟ったようだ。



花織「麗…!!」


父は母が来たことにより

行為をやめ、仕事に行った。