あたし、地味子やってます

それからは他愛ない話をしながら歩いた。


初対面でこんなに話が弾むなんて思ってなかったから、正直ビックリ。


だけどまぁ、そんな時間も長くは続かなくて。


「着いちゃったねぇ」

「だね」


逆方向の電車に乗るらしいライに手を振って別れる。


また会えたらいいな。なんて心の中で呟いて、慌てて首をブンブンと振った。


だめだめ、ライはあれでも不良なんだから。ボロが出たらどうすんの。


そう自分に言い聞かせて、うんうんと頷く。


周りの人が不審者を見るような目で見ているのには気付かないフリをした。