あたし、地味子やってます

その後、自分は大丈夫だと言い張る美少年を強引に病院に連れて行き診てもらったところ、どうやら骨に異常はないそう。
本当に安心した。これで骨折とかさせてたらもうどうしようかと。


「だから大丈夫って言ったでしょお?ボク、自分の骨が折れたか折れてないかぐらいわかるもんっ」

「それもう4回目だからね。いい加減聞き飽きた」


病院内にあったコンビニで買ったアイスを食べながら二人で駅へと向かう。この数時間でずいぶん仲良くなっちゃったな。


今日分かったことは彼の名前と、同じ高校一年生だということと、彼が世に言う不良少年だということ。まぁ三つ目は薄々分かってたけど。


代わりにあたしが彼に教えたのは、自分の名前だけ。秘密にしてることが多いし、特に不良にはそれ以上の事を教えたくない。


彼…松本來がそれを気にした様子はなかったし、まぁいいと思う。