次の日。寝不足気味で目の下にクマを作ったまま出社。
「おはようございます」
さて、課長に返事しなきゃ。
「課長」
自分の席に着かず、真っ直ぐ課長の席の方へ行き、座っている課長の隣に立った。
「おう、町田主任。おはよう」
「お見合い、お断りします」
「え?」
「以上です」
呆気にとられている課長に頭を下げてから、自分の席について座る。
「本当に断っていいんだな?恐らく二度とこんないい話ないぞ」
向かいのデスクから、覗き込むように課長が念を押してきた。
「しゅうちゃんより好きじゃない人は、私にとってはいい話じゃないですから、大丈夫です」
「は?しゅうちゃん?」



