明日へのラプソディ


私にカクテルを出すと今度はカウンターの奥に座ってるおじさんたちに呼ばれて辰巳くんはまた行ってしまった。忙しそうだし、しゅうちゃんに会えなかったのは残念だけど、これ飲んだら帰ろう。
辰巳くんは、おじさんの次には、またテーブル席の女の子達に呼ばれてしばし、談笑。邪魔しちゃ悪いから、あの二人から辰巳くんが解放されたら声かけて清算してもらおう。

「…」

…。
…。
…まだ喋ってる。なんだか、眠たくなってきた…。

…カクッ。

「!」

うわぁ〜っ。落ちたっ!落ちたっ!、落ちたっ!授業中に居眠りしてた時みたいに、首がガクッてなって、一気に目が覚めた。

「お疲れのようですね」

顔を上げて見上げると、辰巳くんがカウンターの中でグラスを磨いていた。