悔いなく、甲斐くんと一生一緒に歩んで行く為には…。グラスに残っていたカクテルを一気に飲み干した。
「う…」
ちょっと、クラッとしちゃった。最近、お酒弱くなったかな。…さて。明日、課長になんて言おうかな。甲斐くんには…。
「あ、何かお作りしましょうか?」
戻って来た辰巳くんが、私の空のグラスを見て笑顔でそう聞いてきた。
「ん〜、じゃ、同じ物をもう1杯」
「かしこまりました」
ニコッと微笑むと辰巳くんは、かっこよくシェイカーを振り始めた。…甲斐くんは、今頃何してるかなぁ。…私に会いたがってる…なぁんて。…ない、かな。
「お待たせしました」
空のグラスと入れ替えて、新しいカクテルが出された。
「いただきます」



