「え?」
「デートがあるんでしょ?今回だけよ。次回から、仕事やり残したら、残業してもらうからね。残業したくなかったら、要領良く、時間内で終わらせる事考えなさいね」
「はいっ。スミマセンでした町田主任」
「わかったんならいいから、早く送って帰りなさい」
「はい」
松本さんは、明るい表情になって、急いで私のパソコンにデータを送ると、
「では、町田主任、宜しくお願いします」
「了解」
「じゃ、お先に失礼しま〜す」
松本さんは数分前と同じ笑顔で帰って行った。
「主任」
「ん?」
隣から、香山さんの低い声がした。
「ちょっと甘やかし過ぎじゃないですか?」



