明日へのラプソディ


「うん」

「15年も下積みしてるって事は絶対何かしら心の闇を抱えてるはずだから、若い子には手に負えないはずよ」

「心に闇ねぇ」

「で、哉子に対しては、あの時の猫ちゃんボールペン、ちゃんと持ってて返してくれたぐらいだから、悪い感情は持ってないはず」

「そうかなぁ」

「でもって、酔っ払いの哉子にガツンと言われた事で、デビュー出来たとしたら哉子に恩が出来るでしょ?しかも、デビュー出来たらそれなりに収入も増えるハズだし」

「恩ねぇ」

「で、元々イケメンなんだから、哉子の好みにも合うでしょ?」

「まぁ、イケメンだよね」

「だから、恩を感じてるところに付け込んで、結婚を迫ったら、イケメンの金持ちと結婚して寿退社って夢、全部叶うじゃない」