「かっこよかったかぁ〜」
優子はソファーの背もたれに思いっきりのけ反った。
「うん、かっこよかった。あ、それと、優子覚えてる?ライブの帰りにあったTimeLessの子」
「TimeLessの子?………あ〜っ!あのきったない字の」
「そうそう」
「猫ちゃんボールペン持ってっちゃったって、哉子がブーブー言ってた」
「そこ、覚えてるんだ?」
「覚えてるよ〜。あれから毎日のように文句言ってたじゃん」
そんなに言ってたっけ?
「で、それがどうしたの?」
「実はぁ」
私はバッグの底から例の猫ちゃんボールペンを取り出して優子に見せた。
「ジャーンっ」
「ん?え?何?ん?猫ちゃんボールペン?え?同じの買ったの?」



