「町田、何ちゃん?」
しゅうちゃんはそんな私に全く怯むことなく、ニコヤカに名前を聞いてきた。
「哉子(カナコ)…ですっ」
「哉子ちゃんね。で、君は?」
「香山望美です」
「望美ちゃんね」
「あ、ノゾミンでお願いします」
「ノゾミン、ね。で、二人の関係は会社の先輩、後輩?」
「はい。町田主任は大先輩ですっ」
「ちょっとぉ、そこ、強調するとこじゃないんじゃないのぉ。たった8歳しか違わないじゃな〜い」
「哉子ちゃんは、CityNoiseのファンだったって、本当?」
「あ、本当ですよ、それ」
って、答えたのは、私でも香山さんでもなく、甲斐くんだった。



