先生とずっと。


目が合うと「よっ。」なんてかっこよく言う先生。



「……先生!どうしたの??」



「進路の資料探しに来た。仕事です!」



「そうなんだ。びっくりしたぁ。」



「お前大学どうすんの?」



あんなに気まずく感じてたのに、普通に話ができていた。



「うーん、今のところ国公立を受けるつもりです。私立も地元で2つくらい受けるかな。」



「ふーん。…いんじゃない?お前の成績なら、国公立も狙えるだろうし、この辺は私立でもレベル高いとこも結構あるしな。頑張れよ。」



「頑張ります。先生ありがとう。」



本棚を見ながら資料を探す先生。


こんな私にもいつも通り接してくれたから、気まずくならずに済んだんだ。


先生、ありがと……。



しばらくの沈黙のあと、


「先生、昨日のことは忘れていいから。

迷惑かけてごめんね。」



へへっと笑いながら明るく言った。


こんなことわざわざ言うなんて、本当は忘れて欲しくないのかも知れない。


自分でも分かんないもん…。

ただ、今を先生と笑顔で過ごしたいだけなんだ。



ただ、本気で好きなだけ。