私は助手席のドアを開けて、車高の高い椅子に座る。
先生の匂いに包まれる車内。
わぁ~幸せ…。
先生はバンっとドアを閉めると車のエンジンをかけて、走り出す。
静かな二人きりの空間。
ドキドキしすぎて心臓が壊れそうだよ。
運転席と助手席の隙間がくすぐったい。
ハンドルを握る大きな手に今すぐ触れたい…。
「他のやつらに言うなよー。車のってること。」
運転してる先生は前を見ながら話すから、
私は思いっきりその横顔を眺めていられる。
「言わないよ。他の子が乗るのやだもん。」
大好きな横顔を眺めていたらポロっと本音がこぼれてしまった。
……やばいやばいやばい!いま私、何て言った!?
焦る私に、
「…わがまま娘めっ。」
って先生はハハハって笑って答える。
先生、今のは私の本心なんだよ。
先生はどんな意味だと思ってる??

