職員室の扉の前で深呼吸をする。
───ガラガラガラ。
「失礼します。」
今日の先生は紺のTシャツに、黒のジャージのパンツ。
日に焼けてさらに茶色くなった肌と髪が、私の心をきゅんとさせる。
友達は先生なんておじさんだって言うけど、やっぱり私の中ではダントツで一番にかっこいい。
どんな芸能人よりもクラスのイケメンなんかより。
ずっとずっと魅力的で素敵だもん。
「先生!今日の授業は、な、に…しますか??」
久しぶりの先生に意識してるの丸出し。
わ~恥ずかしいよぉ。
「おう。今日は班ごとで天体のレポート作り!
天体模型出すから、お前早めに準備室きて手伝って。」
「はい。じゃあ…失礼します。」
ふぅ。
こんな日に限って、"早めに来て"なんて先生は嬉しいお仕事をくれた。

