「はい!お待たせ。行くぞっ。」


歩き始めた先生は顔だけ振り向かせて言う。


「うんっ!」



私はくっつき虫みたいに、先生の後ろを追いかけてばかり。

先生の言うことなら、なんだって聞くんだよ。





一緒に階段を降りて、靴箱まで歩く。



あぁ、本当に幸せ。

先生が大好き。



先生とは靴箱の場所が違うから

一旦別れると、私は急いで靴を履き替えて、

職員玄関までダッシュで向かう。



もっともっとこの時間が続けばいいのに…。

もっと一緒にいたいです、先生。