「さて!やりますか。
…ちょっと場所変えるか。理科室行こ。」
「はいっ。」
ドキドキドキドキ…
夏休みで人気のない学校。
職員室でさえ他の先生たちは全然いなかった。
なのに理科室なんて、余計静かで二人きり…。
嬉しいけど、緊張するよぉ~!
バクバクバク…
先生が、誰もいない理科室の鍵を開けて入る。
長い間締め切られていせいか部屋は実験の薬品の臭いと暑さでモワーっとしていた。
ドサッ。
静かな部屋に物音が響く。
先生は持ってきた資料やプリントを横長の教卓に置くと
「椅子こっちに持ってきな。ここで教えてやる。
…にしてもあちーな~。」
そう言って窓を開けてくれる。
窓からすうっと夏の心地いい風が部屋に入ってきた。
ふぅ。
だけど私の体温は変わらず、ずうっと上がって熱いままです、先生。

