ずうっと、ずーっと待ってたんだよ。
「あ!先生~!!」
「おう!写真撮りに来た。」
先生は、首から下げた黒いカメラを持ち上げる。
今日の先生は黒いポロシャツにベージュのチノパン姿。
何を着てもかっこいい…。
「先生、見て見て!これ私が作ったんだよ。」
「おっ、可愛いじゃん。」
「だよね!ふふふ。」
チリンチリン…と可愛い音を立てて風鈴が揺れる。
沖縄の暑さのせいか、修学旅行という非日常のせいか、昨日の恋ばなのせいか……
今日の私は、なんだか積極性な気がする。
自分の気持ちのままに素直になれる。
このまま写真!がんばれ、私…!
……そう思ってはいるけど、あと一言が出てこない。
体験を終えて、風鈴グループの友達と先生と古民家の二人にお礼をしたあと話をしながらのんびりと沖縄の道を歩く。
「ねえ!先生、小春は腰パンしすぎだよねえ??」
友達の一人が、私と先生に話を降った。
「え!??…そうかなぁ?」
突然のことに驚きつつも、恐る恐る横目で先生を見る。
前を歩いていた先生は、立ち止まって振り返ると、ジーっと私の方を見て話す。
ドキドキドキ……。
「ん~~そうだな。もうちょっと上げてもいんじゃない??」
上から下までじっと見られた私は、恥ずかしくて恥ずかしくて。
でも嬉しくて。
もう真っ赤になって蒸発して消えてしまいそう。

