さっきまで遠かったはずの先生が、今は目の前でしゃがんでる。
「疲れた~」なんて本音をこぼしながら…。
急に近くに感じて嬉しさでいっぱいになる。
先生…先生は本当は遠い?それとも近い?
…ずっと近くには、いてくれない??
私はだんだん欲張りになる。
先生の茶色い髪に触れたい。
だけど、腕が動かなかった。
ふーっと深呼吸をして立ち上がる先生を見つめることしか出来なかった。
夜になると、それぞれがホテルに戻る。
会いたくてホテルの中をうろうろしたけど、女の先生が見張っていて男子の部屋の階へは行けない。
諦めた私は部屋で…修学旅行の夜お決まりのガールズトーク。
同室は部活の友達と、学級委員の女の子。
私は、ふたりに先生のことを打ち明けた。
初めて会ったときに、一目惚れをしてしまったこと。
それからもずっと大好きで、毎日ドキドキしてること。
先生のことを想って話す恋ばなは、すごく恥ずかしくて嬉しくて、
「小春、顔真っ赤~!!」
なんて笑われながらもとても楽しかった。
二人の恋ばなも聞いて、キャーキャー言いながら、気づいたらみんなでベットをくっつけて寝ていた。
先生のお陰で、こんな風にまた友達と笑いあえることが出来てとっても嬉しかったんだぁ。
だから余計話しすぎてしまったのかもしれない。
先生、先生と出会えて本当に嬉しいよ。

