先生とずっと。


だけど先生はちょっとめんどくさそう…ふふん。


近くにいた男子生徒の肩をグッと引っ張って、

「こいつらがぁ~」なんて話を振ったりしてる。


いーなぁ。
私も先生に近づきたいのに、勇気がでない。




最初の観光地、首里城までの坂道を登っていると再び大好きな先生の背中を見つけた。


よしっ。
体力はないほうだけど、熱い日差しの元で一生懸命になって足を進めて、なんとか追い付いた。


あ、熱い……。

せ、せんせ~~!!「よっ!センセ!」



そう言って私より先に声をかけたのは同じ班の男子。

ええー!やられた……。

けど、先生の側にいられるならいっか。



男子たちはふざけて先生の写真を撮りながら

「センセーお尻おっきいな!!」

なんて言って笑ってる。



「そうなんだよ~!俺ケツでかいから、パンパン!」


バシバシと自分のお尻を叩く先生に釣られて、

つい目が行ってしまう…先生のお尻…。



お尻のポケットに入った紺色のハンカチが、息苦しそうに顔を覗かせている。



お尻の大きな先生……そんなところも…大好き!!


そんなことを考えてたら余計に体が熱くなった。



首里城のてっぺんに着くと、先生は崖から景色を眺める。


チャンス、だよね。

空いてる隣にそーっと並ぶ。


「……わぁ!すご~い!」

目の前にはものすごく広い青空と、自然の緑木と古民家の赤茶色の屋根。

穏やかな沖縄の景色が広がっている。




興奮しながらパシャパシャと写真を撮る私の横で、 



「これ晴れてたらもっと向こうまで見えるだろうな~!

今日雲ってるもん!」


そんなことを言うけど、私はこの景色を覚えていたくて写真をたくさん撮った。



先生と並んで、一緒に見た景色。
曇っていても、私にとってこんなに素敵な景色も写真も他にはないんだよ。