先生とずっと。



!!!!!


掠れるというより、ぶつかってトンっと当たった。


すぐに先生が私の肩を押してガバッと離す。




ドクン、ドクン、ドクン、………


え?今何が起きたの??




鼻先から先生のタバコの匂いがする。




きっと私真っ赤な顔してる…。



だって今、


先生の唇…


当たった……。




事故でも…ほっぺに…


キス…。



こんなに先生を近くで見たのは初めてで、なんだか別人みたいだった。


先生は背が高いから、いつも私の目線は先生の胸辺り。


でも今は……


柔らかい茶色の髪が目の前にあった。


頬のそばかすも血色のいい小さな唇も、すごく近くに見えた。



「……イッテ~。わりぃ。大丈夫?」




開いた口から言葉が出てこない。

ただただ顔を真っ赤にしながら、先生の唇が当たった頬を手で抑えた。


頬に残る柔らかな感触。

消えないで…。


「ん?お~~い?」


なぜか目をうるうるさせる私に、先生は少しだけ不思議そうな、からかうような顔で声をかける。