バレてない…かな?
大丈夫そう。
なにも言わない先生が、パタリとノートを閉じた。
「ね。ちゃんと、書けてたでしょ?」
焦ってドキドキした気持ちを落ち着かせたくて
少しだけ強気で言う。
「そうだなぁ。ちゃんと書けてたよ。」
顔を上げた先生が、少しだけ困ったような顔をして私の目を見る。
ゴホンと咳払いをして一息つくと…
「…………ラブレターはノートには書かないように!これは勉強に使って下さい!」
「え…?先生…!!…見たの?」
"ラブレター"。
そう言った先生も少し照れくさそうに目線をずらす。
私は動揺して心臓がバクバクする。
「すまん。見えちゃったもん!
それにしても……お前は授業中にこんなこと書いて~。
さっきだって俺のことも見すぎだよ!……ちゃんとビデオだけ見てください!」
このラブレターは授業中に書いたものじゃないけどね。
私が授業中に先生ばっかり見ちゃうこと、先生は気付いてたんだ。
今更になって、恥ずかしくて真っ赤になる。

