「あなたが悪いんでしょ?あなたが人の彼氏とデートなんかしてるから。」




「…」




黙り込む愛。




そういうのがむかつくのよ。




いつまでも被害者ぶって。




「いいわねぇ。あなたは何でも持っているものねぇ。羨ましいわ本当。わかった?自分の罪の重さ。」




「本当、希の彼氏とるから、しょうがないよ。愛が悪いんだから。」




ガラッ。




「はーい、ホームルーム始めるわよー。って、どうしたの?西野さん?」




「…あの、実は「えっとー、西野さん、暑かったらしくてー、頭から水かぶったら制服まで濡れちゃったっぽいんですー」




「あらそう?ならいいけど。じゃあクーラーつけてきますね。それまで自由時間ということで。」




ガラッ。




「ねぇ?西野さん?何言おうとしてんの?」