こんなにうまくいってもいいのかな。




たまにそんなことを考えてしまうけど。




まぁ、いいわ。




それも運。




運も実力のうちよ。




あとは悠だけ。




ああ。




早く。




早くあんたの絶望した顔が見たい。




「ねぇ、悠。今日空いてる?」




「…ごめん。今日も用事があってさ。」




「もしかしてその用事って…」




笑顔で近づき耳元で




「"愛"のこと?」




と囁くと、悠はバッと仰け反り私から離れた。