【風花の家】
《風花SIDE》

足を撃たれてるから痛い。
でも、お父さんに聞きたい。

風花「お父さん‼︎病気は大丈夫なの?」

父「風花。どこでそれを?」

風花「生死をさまよってる時お母さんが教えてくれた。」

父「そうか。星花が言ったんだな。」

風花「なんで、言ってくれなかったの?」

父「もしもの時に別れがつらくなると思ってな。」

風花「そんな、誤解したままの方が嫌だよ‼︎」

父「私が無理だったんだよ。風花と別れるのが。だったら、嫌われてたら、別れが辛くないと思ってな。」

風花「お父さん。じゃあ、お母さんが殺された時、女と遊んでたっていうのも嘘?」

父「そうだ。春花と悠花に頼んで、風花には最悪な父だと思わせたかったんだ。そうすれば、死んだ時に風花は悲しまないだろ?」

風花「お父さん。でも、今は全てを知った。今までのが私を思って仕組んでた事だって。そんな事を知って、私はお父さんを嫌いのままでいれるわけがない。」