風磨「普通ならな。俺は女は嫌いだが、冷めたやつと強い奴には興味があるからな。それに、今では、晴哉にまで嫉妬するくらいになってる。」

風花「幼なじみなのにか?」

風磨「俺よりも風花のことを知り尽くしてるのが気にくわねー。」

風花「そうか。私は、お前との賭けに負けたと思ってるよ。」

はっ?負け?

風磨「負けた?なんで?」

風花「今までは発砲許可が下りれば平気で撃ってた。今は、自分が人殺しになるのが怖いとまで感じる。まるで、何かに取り憑かれてたのから解放されたみたいに。」

風磨「でも、解放されたなら、よかったんじゃねーか?」

泣きそうな顔を初めて見ている気がする。
でも、風花は泣かない。

だから、キスしてみる。