お母さん…。

ごめんね。

お母さんの嫌いな族に入って人殺しを平気でするような、人間になって。

プルルルー
風花『もしもし。』

結唯『また、父親となんかあったんでしょ?話だけでも聞くよ。』

結唯は唯一、私が総長だと知った時に態度を変えなかった相手。
今では、一番の心友。

風花『ありがとう。でも、大丈夫。しばらくは族をよろしく。』

結唯『わかった。』

勘が鋭いから深入りはしてこない。

私が闇に染まってることも知ってるし、人殺しのことも知ってる。
それでも結唯は私を受け入れてくれた。