目の前にいる仲良く話している男女二人。

誰がみてもカップルのよう。

でも、カップルじゃない。

なぜなら、その男子の彼女が私、華波春海の彼氏だから。

でも、学校公認のカップルと言われている。

と、そこに


「あー、また東浮気してるのねー
もう、別れなさい!ね、春海」


親友の小玉冬華がきた。

冬華はいつも私のことを心配してくれる。


「うん、そうだね」


「そう、まだ好きなの?」


「わからない」


そう答えて私たちは教室にいった。

そのとき、冬華が言葉は聞こえていなかった。


「アイツは行動と言動が逆なのよ.....

……アイツ、そろそろ素直にならないと

後悔することになるな.....」