その唇に魔法をかけて、

「書かせておけばいいじゃないですか、これからいいことをバンバン書いてもらえるように頑張りましょう!」

 明るく笑いかけると、しかめ面をしていた花城の表情がふっと和らいだ。

「そうだな。それにしても、お前は変わったな。前はピーピー泣いてたくせに」

「それは花城さんに恋をしたから……です」

 これからは、好きな人に堂々と「好き」と伝えられる。それが嬉しくてたまらない。すると、花城が顔を寄せ、そっと耳元で囁いた。