その唇に魔法をかけて、

「……花城さんが私のこと、本気で怒ってくれた時、この人だって魂でそう感じたんです。こんな気持ち初めてで……怖いくらいです」

「なぁ。もう一度お前の気持ち……聞かせてくれないか?」

 二度も振られた告白だ。けれど、三度目でようやくその想いを届けることが出来る。
その嬉しさに美貴は頬をほんのり赤らめて緩めると、心の底から恋焦がれた気持ちを紡いだ。

「好きです……花城さん、大好き……で――」

 言葉の最後は引き寄せられた花城の唇によって塞がれた。それは、一切の迷いのない純粋でまっすぐな溢れんばかりの想いをぶつけられるような感覚だった。合わさった唇が、何度も角度を変えるたびに吐息が絡む。

「愛してる……ずっと、ずっとこうしたかったんだ」

「……ん」