「あ、あのさ、私、今夜あんまり手持ちなくって……」
「はぁ? 何言ってるのよ、美貴はいつもカードじゃない」
美貴らしからぬ発言に、有紗は目を丸くしている。
「そ、そうなんだけど……」
カードなんか持ってない。もう、前までの自分とは違う。そう言い出せない雰囲気に美貴は乾いた笑いで怪訝顔の有紗を誤魔化すしかなかった。
(私がクラブに行った時に使う金額とほとんど給料が一緒だなんて……)
先日、ようやく初給料が出た。一度も社会人として働いた経験がなかったし、給料の相場というものがよくわからなかった。今になって親の小遣いで遊びまくっていた事を後悔し、そしてまた散財していた金額を稼ぐのに、どれだけの労力が必要なのかを思い知った。
「はぁ? 何言ってるのよ、美貴はいつもカードじゃない」
美貴らしからぬ発言に、有紗は目を丸くしている。
「そ、そうなんだけど……」
カードなんか持ってない。もう、前までの自分とは違う。そう言い出せない雰囲気に美貴は乾いた笑いで怪訝顔の有紗を誤魔化すしかなかった。
(私がクラブに行った時に使う金額とほとんど給料が一緒だなんて……)
先日、ようやく初給料が出た。一度も社会人として働いた経験がなかったし、給料の相場というものがよくわからなかった。今になって親の小遣いで遊びまくっていた事を後悔し、そしてまた散財していた金額を稼ぐのに、どれだけの労力が必要なのかを思い知った。



