「美貴ー! こっちこっち!」
「有紗!」
タクシーでしばらく六本木の街を走り、カミューラにたどり着く。豪奢なエントランスをくぐってパーティ会場へ向かうと、入り口付近で有紗が待ってくれていた。
クラブのホール内は薄暗く大人っぽいジャズが流れている。それにどの席からでも東京の夜景を一望できるパノラマはいつ見ても圧巻だった。上品な大理石の床は鏡のように磨かれていて、気品あふれる紫の胡蝶蘭がいっそう黒壁の室内を豪華に彩っていた。
満遍なく見渡すとVIP席には有名芸能人グループがいて、他にも各界の著名人がプライベートな時間を楽しんでいた。
美貴にとってそんな光景は珍しくもない。そして目に留めることもなく有紗の席に行くと、どこからどこまでが有紗の顔見知りなのかわからないくらいの団体が、豪華な食事の乗ったローテーブルを囲んでソファに座りながら談笑していた。
「お! 美貴じゃん、久しぶり」
「前野君、久しぶりだね」
前野拓磨は有紗の彼氏で、今や世界を股にかける外資系企業の社長の御曹司だ。彼は身内の会社には入らず、自身でIT関連の事業を起こして活動しているベンチャー企業の社長でもある。他にも大手百貨店や一部上場企業に勤める役員の友人を紹介され、美貴は目まぐるしさにソファに座った。
「有紗!」
タクシーでしばらく六本木の街を走り、カミューラにたどり着く。豪奢なエントランスをくぐってパーティ会場へ向かうと、入り口付近で有紗が待ってくれていた。
クラブのホール内は薄暗く大人っぽいジャズが流れている。それにどの席からでも東京の夜景を一望できるパノラマはいつ見ても圧巻だった。上品な大理石の床は鏡のように磨かれていて、気品あふれる紫の胡蝶蘭がいっそう黒壁の室内を豪華に彩っていた。
満遍なく見渡すとVIP席には有名芸能人グループがいて、他にも各界の著名人がプライベートな時間を楽しんでいた。
美貴にとってそんな光景は珍しくもない。そして目に留めることもなく有紗の席に行くと、どこからどこまでが有紗の顔見知りなのかわからないくらいの団体が、豪華な食事の乗ったローテーブルを囲んでソファに座りながら談笑していた。
「お! 美貴じゃん、久しぶり」
「前野君、久しぶりだね」
前野拓磨は有紗の彼氏で、今や世界を股にかける外資系企業の社長の御曹司だ。彼は身内の会社には入らず、自身でIT関連の事業を起こして活動しているベンチャー企業の社長でもある。他にも大手百貨店や一部上場企業に勤める役員の友人を紹介され、美貴は目まぐるしさにソファに座った。



