どうも私という人間は、昔から真面目な子だねと言われ続けていた気がする。


例えば、幼少期の頃だって、大人に迷惑をかけることを好まなかった。


困ったといった顔を見るのが好きじゃなかった、というよりも、なぜか恐いという言葉のほうが合う。


だから、言われたことはきちんとやらないと私自身も気が済まなくなった。


その性格はずっと変わらなかったんだと思う。


恋愛も少し奥手で、初めて付き合ったのは、高校卒業と同時くらいだった。


相手は、家庭教師の大学生。


それから、数秒で数え切れるほどの人数の男の人としか恋愛をしたことがないし、受け身といった姿勢は変わることはない。


少し強気な性格は、後になって前に前にでてくるようになった気がする。


たぶん、内側にはずっとあった。


きっと、そうしないと自分の足で立てないのだと思うようになっていたのだろう。


だって、地に足がついてる感覚があるのは、自分でやってきたと、胸を張れるときだけだった。


だから、ある程度、自分を信用しているし、甘えるって、慣れない。


恋愛だって、仕事だって、全部そうだ。


同じだった。