キミが愛しいと気付いたからで







『………私が……私が想いを伝えたら……。
 困るのは悠斗だよ……!』






困らないよ。


困らない。





会いたい時に会えないかもしれない。

声が聞きたい時にすぐに聞けないかもしれない。





けどさ。


美嘉先輩が俺を好きだと言ってくれたら、

美嘉先輩が俺を好きだと認めてくれたら、

俺は美嘉先輩との奇跡のような恋をずっと信じれるからー…







だから。





『お前が好きだって言ってくれたら…
 お前が俺を好きだって言う、その日までお前を好きでいてやる!

 お前が会いたいって言うなら、会いに行く!
 
 だから…俺を好きだって言ってよ……。

 お前の手でこの恋を始めてよ…!』





もう涙で前が見えなくて。


美嘉先輩の姿が滲んで…。








ほら、俺はあなたがいないとこんなにもダメになるんだよ。




だから、俺の傍にいてよ。
















『後悔しても知らないからね!

 遠距離恋愛になる女にそんなこと言って…。
 
 会えなくて、気持ち離れて、ダメになっても…。

 私……悠斗のこと、好きで居続けるからね…!?』









顔を上げた、そこに映る、愛しい人の姿ー…







『じゃ、俺も。

 俺も先輩のこと、ずっと好きでいる……』