キミが愛しいと気付いたからで






『……そろそろ、BBQの方に戻らないと。
 みんな…待ってるよ…』






美嘉先輩は俺の手を離し、そう言って微笑む。







『先輩、ちゃんと俺に言わせてよ。
 俺、先輩に言いたいことがある』




俺の言葉に先輩の瞳が大きく揺れた気がした。

先輩の体が震えているような、そんな感じがした。









『………ごめんなさい。
 悠斗の言いたいこと、それが私にとって嬉しいことだったら……余計に悠斗の話は聞けない、聞きたくない……』






『……先輩は喜ばないよ』







だから、聞いて。



だから、言わせて。







祈る様に、先輩を見つめる。




そんな美嘉先輩の唇が微かに動いた、その時だったー…










『悠斗ー!
 ここにいたのー?

 私がさっき呼びだした時は来てくれなかったくせに。

 なんかもう肝試し始めるんだって!
 私たち、くじで一番になっちゃった………あれ、てかお取り込み中…?』








俺が振り向くと、美姫先輩が立っていて。


俺と、その後ろに居る美嘉先輩の顔を交互に見つめ、すこし強張った顔をする。