体から堕ちる恋――それは、愛か否か、

鳥たちがギャーギャーと騒ぐ声が聞こえてくる。

最近は昔からの常連のオナガやムクドリに混じって、緑色のインコも増えている。

ペットとして飼われていたものが都会で繁殖しているらしい。

オナガやムクドリも大層な大声だが、インコも負けちゃいない。

とにかくやかましい。

児童公園の木立がよほど居心地がいいのか、みんなで声を張り上げ陣地争いをするもんだから、静かな週末の朝には程遠い。

間もなくこれにセミの合唱が加われば、美弥の部屋はうるさすぎて笑えるほどの夏のBGMに包まれる、もとい覆われるだろう。


暑さでとちくるったように虫が飛び回り、緑が生い茂り、鮮やかな色の花たちが咲き誇って、鳥たちはぎゃあぎゃあ騒いでとびまくる。

あらゆるものがエネルギーを発散する夏。

みんなタガがはずれたように騒ぎ出す夏が、美弥は好きだと今年も思う。