体から堕ちる恋――それは、愛か否か、

「あいつらよくしゃべるよな。何しゃべってるのか、わかったら面白いのにな」

「面白いけど、話がわかったら気になってしょうがないよ。ずーっとしゃべってるもん」

「確かに。でもいいよなあ。毎日、こんな風に鳴き声が聞こえたら、友達みたいな気がしてこない?」

「親近感はわく」

「だよなあ」

ベランダのフェンスから体を乗り出した優は、うすい夕日を顔に浴びながら笑う。

美弥は優をベランダに放っておき、手を洗ってうがいをしてからTシャツとハーフパンツに着替え、冷蔵庫から麦茶を出した。

「飲む?」と、ベランダにいる優にも声をかける。

「オフコース、飲む」と優は部屋に戻り、麦茶を運んでエアコンをつけると美弥は「さ、やるか」と、机の上のPCを立ち上げた。