体から堕ちる恋――それは、愛か否か、

それでも「1年じゃない。あと8ヶ月だ」と、どうでもいい些細な訂正をした。
1年だろうが8ヶ月だろうが、美弥はもう生美の彼女だ。手遅れだ。だが勇はのんきに「まあ、8ヶ月もあればいろいろあるからな。綾香さんとの付き合いが終わったあとで考えろ」と、優のグラスに冷酒を注いだ。

「クリスマスに親子で冷酒か――飲み倒すしかないな。酔わないうちに聞いておくけど、これ親父のおごりだろ」
「いや、一応これから打ち合わせもするからな。領収書をもらおう」
「俺ら、クリスマスなのにけちくさくないか」
「じゃあ、お前が払え」
「やだよ」

結局、打ち合わせという名目で散々食べて飲んで酔っ払い、後日社長である母親に領収書を見られて叱られた。