体から堕ちる恋――それは、愛か否か、

「なんでも?」

生美を見上げた。

「可能なら」
「じゃあ、もう一度ゆっくりイルミネーションを見ない? ほかのところで。せっかくのイブだもの」
「僕もそう思ってた」


イルミネーションのはしご先は、近場のミッドタウンにしようかとも考えたが、それだともしやまた、優と綾香に出会ってしまう可能性もありそうなので、丸の内に行くことになった。
有楽町の方から大手町に向かい、丸の内仲通りのイルミネーションを今度こそゆっくり堪能した。
特別に設置されたドイツのクリスマスマーケットでグリューワインを飲み、華やかな東京駅丸の内駅舎のスペシャルライトアップに生美は「うぉー」と歓声をあげた。