体から堕ちる恋――それは、愛か否か、

ライトに反射して、生美の瞳がきらきら光っていた。

「有難う」

生美につられて美弥まで涙がこみ上げてきた。
でもそれは、優や綾香に誤解され、憎まれ、きつく当たられたからではない。
自分を庇って本気で怒ってくれる生美の気持ちが嬉しくて泣けてきたのだ。

「ありがとう」ともう一度言って、鼻をすする。

「泣かないでよ」

生美は美弥の頬に落ちた涙を指でぬぐい、自分だって目を潤ませながら美弥を抱きしめた。

「僕、今日は美弥さんのサンタだから。美弥さんの願い、何でも聞くから」

少しの間、美弥は生美の胸に、優しい言葉に、体を預けた。
細いと思っていた生美の胸は予想以上にがっしりしていて、温かくて、甘えていると気持ちが凪いでいく。