体から堕ちる恋――それは、愛か否か、

電話やラインで生美はまめに美弥に連絡をくれたが、2人が次に会えたのは、結局クリスマスイブだった。
ちょうど土曜日に重なったので、美弥は生美に会う前に、雑誌で紹介されていた生美の個展を見に行ってきた。

作品は色鮮やかで大胆なデザインの大きな飾りものから、思わず抱きしめたくなるほど可憐なブーケまで、どれも圧倒されるほど植物たちが美しく輝いていた。

生美が手掛けた作品を、皆吸い込まれるように眺めている。
個展を見に来ている人は女性6割男性4割で、意外と男性も多い。

生美の細い指が、花を、葉を、枝を束ねていく様子を思い浮かべる。
それはとても豪快で優美で、そして花への愛があふれていた。