体から堕ちる恋――それは、愛か否か、

「だけど、お前は――」

昔から、父も母も優も疑問に感じていたことがある。だけどそれはとてもデリケートな問題なので、誰もこれまで触れられずにいた。

「なに?」
「変なこと聞いていいかな……」
「やだよ。変なことなら聞かないでよ」

このフェミニンな口調に、ちょっと口をとがらせる表情。
男にしてはキュートすぎる様子からして、 “そう”だと思うのだが、100%の確信はなかった。

「あのさ、お前ってさ、女性に――」

優はごくり、と唾を飲み込んだ。

「興味あるのかって? ゲイかってこと? 今まで聞けなかったくせに、このタイミングで聞くんだ? 僕がゲイだったら安心する?」

図星だ。