そもそもない〝可愛さ”アピールをどうしろと……?



ザザザ……っと、見るも無残に青ざめる。



そんなあたしに、放課後、屋上で繭が言う。



「仕方ない。
この際、あくどい手でも使ってやるか」



「……え?
あくどい手ってなに……?
……っていうか、繭……」



黒いよぉ!?



なんか、めちゃくちゃ黒いオーラが出ていますよぉっ!?



もしもし、繭さん。
大丈夫ですかっ!?