「朧ぉ〜アンタ冴えとぉやん。なして?まぁいいや…アンタの事オンボロって言わんけんポンコツの十兵衛としっかり殿守って来ぃね」

ようやく狭霧も落ち着きを取り戻して来た。

「狭霧…白雪を頼んだよ。あたしは十兵衛の面倒見るけん」

しかし何で朧、十兵衛の面倒なんて貧乏くじ引きたがるっちゃろ?

狭霧が、そんな事考えてたら

「まだあたしは、お手柄立てとらんやん。褒美貰わな何の為に下関くんだりまで来たか解りゃせんやろ?」

そういや、この2人…まだ何もしとらんね