そうこうするうちに外が明るくなって来た。

「十兵衛年寄りやけん朝早かろうね…ホントは狭霧に起きて欲しいけど、この子朝弱いけんね」

自分の事すっかり棚上げしてます。

「ん…んん…ふわぁあ〜」

おお〜っと誰か起きたぞ!

ついに孤独から解放される。

期待に胸ふくらませる朧だったが起きてきたのは…