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それから数時間が経って、生徒玄関で待っているとそこへようやく部活終わりの麻也くんが来た。
「麻美ちゃん、お待たせ!」
「!」
麻也くんは走って来たのか、少しだけ息をきらしている。
あたしが待ってると思って、慌てて来たのかな。
「…歩いてきても良かったのに」
そんな麻也くんにあたしがそう言うと、麻也くんは「ううん!」と首を横に振って言った。
「そんなわけにいかないよ!早くしないと、チア部の女の子達の練習風景見れないから!
今日は遅くまでやってて、今ならパ○チラが見え…!」
「見に行かんでいい!」
「いでっ!?」
そしてまたしてもバカな発言をする麻也くんに、あたしは容赦なくグーパンをする。
一瞬、あたしのためかと思って少し感動したのに。
やっぱりそういうことかよ。
そう思ってため息を吐きかけたら、麻也くんがあたしに殴られた肩をさすりながら言った。
「…あ、そういえば」
「うん?」
「さっき高瀬先輩から、伝言頼まれたよ。麻美ちゃんに」
「え、」

