…いや、まぁ…本当はジェットコースターなんだけどね。
あたしは高瀬先輩に気遣ってそう言うと、
「一番最初は、コーヒーカップに乗りましょうね!」ってそう言った。
「…そうだね。じゃあ、そうしようか」
今のところ頑張ってる甲斐あってか会話は弾んでいる方だけど、この先もこんな感じが続くんだろうか。
麻也くんとの時は凄くラクだけれど、高瀬先輩は好きな人だからすっごく緊張して苦しい…。
あたしは、少し離れた背後に麻也くんがそんなあたし達をこっそり尾行していることに気付かずに、
今尚ドキドキしながら遊園地に向かった───…。
…………
「着いたー!」
そしてそれから数十分後、ようやく目的の遊園地に到着した。
その場所は、麻也くんとも何度か行ったことのある広い遊園地。
週末ということもあってか、家族連れやカップルでにぎわっていたけれど、人混みは別に平気だし。
あたしは高瀬先輩と一緒に受付を済ませると、早速中に入ってコーヒーカップに向かった。
高瀬先輩と二人で並んであるいていたら、あたし達って恋人同士にみえるんだろうか。
麻也くんと居た時はよく周りの子供から「ラブラブカップルだー!」なんて大声でそう言われたりしたけど、今日そういうことを言われたらどうしよう~。
そう思って独りで照れまくっていると、ようやく順番がやってきて、あたし達は黄色のコーヒーカップに乗った。
ここの遊園地はいろんな色のコーヒーカップがあるから、麻也くんと一緒に乗った時はよくピンクが当たって、麻也くんは毎回嫌そうな顔をしてたっけ。
しかし、そう思って何気なく視線を移すと…

