「んな心配しなくたって、きっと上手くいくって」
そう言うと、あたしを励ますようにニッコリ笑う。
…心配してるわけじゃないけどね。ってか、告るの決定デスカ。
そう思いながらも、「ありがとう」って言ったらその時麻也くんがポケットから一枚の紙切れを取り出して、あたしにそれを差し出した。
「じゃあ、遊園地に行くなら、コレ」
「?…何これ」
「高瀬先輩のアドレス。なに、交換してなかったんだって?どんだけ奥手なの、麻美ちゃん」
「!!」
仕方ないから、俺から聞いといたよ。
そう言うと、「今夜あたりメールでもしてみれば?」と言って、ニヤニヤとからかいの笑みを浮かべる。
だけどそんな麻也くんの隣で、あたしはその紙切れを手にして思わず手が震えた。
「え…い、いいの!?これ、貰っちゃって!」
「いいも何も、麻美ちゃんのために聞いたんだよ。ってか、手震えてるけど大丈夫?」
「う、うんっ。大丈夫!」
そしてあたしがその言葉に勢いよく首を縦に振ると、麻也くんがそんなあたしに畳みかけるように言う。
「決めるなら、その日だね」
「え?」
「告白だよ。今の麻美ちゃんなら、絶対大丈夫だって」
俺、応援してるから。
そう言うと、麻也くんは屈託のない笑みで笑った。

