口を尖らせて考え込む莉乃になっ?と返事を促すと


「じゃあ少しだけなら……」


彼女はやっと俺の意見を承諾する気になった。


「よし、決まりだな

じゃあ莉乃。


今日からお前は俺の彼氏として尽くせよ?」


「は?あんたが尽くしなさいよ」


……うん、すっげぇ合わなそうだけど。


とりあえず頑張るしか俺達に手段はない。

これも何かの縁だしな。


同じ場所で

同じシチュエーションで


同じようにフラれた俺たち。


ここは手を組んで協力するしかない。


「でもなぁ全員クラス違うの不便だよなあ」